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浄瑠璃を語る拾われた骸骨

所在地岩手県遠野市土淵町土淵
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

浪人の侍が国々を廻るうち、山中で難儀をして一つの骸骨を拾い上げた。自分も浪人の身であればいつ他国の山野に骨を晒すかわからぬと世の無常を感じ、時折り風呂敷包みから出しては拝んでいた。あるとき骸骨が物を言い出し、いつも拝まれている礼に浄瑠璃を語るから広い国へ出て自分のことを触れ歩けと告げた。侍は人集りの場で語らせて大いに儲けたが、金が貯まるにつれ骸骨を疎んじるようになった。やがて城に呼ばれると骸骨は口を利かず、偽り者として打首にされかけたその時、男というものは急くものではないと言った。侍は助けられ、その殿様に召し抱えられて立身した。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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佐々木喜善全集1老媼夜譚浄瑠璃無常

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