トップ岩手県の伝承遠野市

一本橋で高慢を暴かれた狐

所在地岩手県遠野市土淵町土淵
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善
出典佐々木喜善全集 1
広告枠(AdSense)

どんな伝承か

あるとき犬と狐が連れ立って旅をした。狐はひどく高慢で、自分は千里の裏を占い二千里先の事を悟る、人間を騙す技があるがお前はその小使いだ、そもそも自分は神様だなどと言い立てた。犬は面白くなく思っていた。やがて谷川にかかり一本橋を渡ることになると、狐は犬に先に渡れと言う。犬は神様の方が先に渡れ、勿体なくて先には立てぬと譲らず、言い争ううちに犬の権幕が変わったので、狐は鼻を杖について先に渡り始めた。犬は後に続き、深い川の中ほどで恐ろしい大声でワンと叫んだ。狐は驚いて川に落ち、犬は一寸先も悟れぬではないかと笑って戻った。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

種別から探す

佐々木喜善全集1老媼夜譚一本橋

遠野市の伝承

広告枠(AdSense)

同じ種別の伝承

同じ文献『佐々木喜善全集 1』の伝承