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釜にも馬にも化けた恩返しの狐

所在地岩手県遠野市土淵町土淵
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

爺が町へ行く途中、村境で子供らが狐を縛って折檻しているのを見て百文で買い取り、松山に入って放してやった。その帰り、狐が路傍に畏まっていて礼をしたいと言い、下村の寺の和尚が据釜を壊して困っているから自分が釜になるから売れと言って大釜に化けた。爺が寺へ売ると、和尚が味噌煮に火を焚いたとたん熱いと言って味噌豆ごと逃げ出した。次に狐は青馬に化けて長者に三百両で売られ、夜に厩から逃げ帰った。さらに女房に化けて長者の家に住み込み、金を貯めては爺のもとへ運んだ。爺は長者となり、御堂を建てて狐を養い、狐が死んでからは氏神として祀った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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佐々木喜善全集1老媼夜譚化け釜氏神

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