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雁汁に煮られた爺の後日譚

所在地岩手県遠野市土淵町土淵
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

上の爺が下の爺の獲物を掠め取ろうとして白犬や米ノ木や灰の霊験に振り回され、雁の眼に灰を入れよと言うところを爺の眼にと言い違えて盲になり、雪隠の屋根から転がり落ちた話の続きである。下では婆や嫁が雁が落ちたら叩き殺そうと棒を構えて待っており、転がり落ちた爺を雁と思い込んで撲り殺し、庖丁で切って大鍋の雁汁に煮た。屋根の爺を呼ぶと鍋の中から返事があり、蓋を取ると睾丸が浮いていた。婆は盆に載せて戸棚にしまい医者を呼びに走るが、その間に孫たちが雪隠や大根畑へ投げ捨てる。ようやく来た医者は珍しい菓子だと言って爺を食ってしまった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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