雨足と尼足の言い違え
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
ある和尚は二階に尼を囲って楽しんでいた。それを知っている小僧は面白くなく思っていた。ある日、天気がよいからと庭一杯に干物の筵を広げたが、和尚は急に檀家へ行かねばならなくなり、雨足でも見えたら干物の筵を入れておけと言いつけて出かけた。小僧ははいはいと返事をしたが、和尚が出るとすぐに干物を畳んで納屋にしまい込み、遊んでいた。帰って来た和尚が、こんな天気のよい日にどうして干さずに納屋へ入れたのかと咎めると、小僧は、はい、二階で白い尼足が見えましたので入れておきましたと答えた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
種別から探す
遠野市の伝承
広告枠(AdSense)