伊勢参宮の道中で競う大言の歌
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どんな伝承か
和尚と山伏と百姓の三人が連れ立って伊勢参宮に出た。暑い日に山伏が、歌を詠んで負けた者が荷を背負うことにしようと持ちかけ、和尚も同意した。無智な百姓に二人分の荷を負わせる下心である。和尚はまず自分の頭の大きさを、山伏は梅の木と鴬の声を詠んで大言を競った。最後に百姓が、この日本を丸ごと飲んだなら坊主も山伏も糞になって出るだろうと詠み、二人を負かした。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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