蛙になれと言い聞かせた金の壷
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どんな伝承か
峠の上で甘酒茶屋を営む爺婆が、貯めた金を瓶に入れて床下に置き、日ごろから金に向かって、盗人が来たら蛙に姿を見せろと言い聞かせていた。ある夜、床下に潜んだ盗人がその言葉を聞き、翌日は田で蛙を捕らえて壷に詰め、夜のうちに床下の壷とすり替えて金を持ち去った。その夜も爺婆が今日もこれだけ稼いだと言って壷の蓋を取ると、中から蛙がぞろぞろと跳び出し、そこら中を跳ね回った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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遠野市の伝承
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