遠野の鍋ヶ坂と八幡山の狐二十話
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どんな伝承か
遠野町とその周辺に伝わる狐の話を二十話集めたものである。狐から隠れ頭巾をもらったと思い込み、町で盗みを働いて袋叩きにされた爺、遠野から気仙へ越える赤羽根峠で狐の駆け馬に握飯を奪われた侍、菊の花を野原一面に咲かせて見せる羽沢のお菊に騙されて荷を取られた慾深爺などが並ぶ。町端れの愛宕山の下の鍋ヶ坂では鶏や魚や商売道具を取られる話が続き、八幡山のお初子、鳥長根の鳥子、鷲崎のウノコが名高い狐として挙げられる。大槌のトヤ坂で忠臣蔵を見せられ塩引を取られた話もある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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遠野市の伝承
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