鳩や燕の由来を語る鳥の譚十四篇
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どんな伝承か
鳥の由来を語る話を十四篇集めたものである。飢饉の年、粉煎を届けるのが遅れて父を飢え死にさせた子は鳩となり、父粉食えと日に四万八千八声啼くという。雀は親の死に目に間に合った孝行の報いで穀物を自在に啄み、燕は化粧に手間取って間に合わず土ばかり啄む。啄木鳥は身仕度を続けて葬式に遅れた娘の姿だといい、尾長鳥は親の墓が流れると鳴き騒ぐ。ほかに夫を探して鳥になった若妻の夫鳥、継母を弔う鉦打鳥と地獄鳥、姉妹の郭公と時鳥、馬を探し尽きた馬追い鳥、雲雀、鴉と鳶、葦切鳥などが並ぶ。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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