姥皮を着て生き延びたお吉
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どんな伝承か
侍の先妻の娘をお吉、後妻の娘をお玉といった。侍の留守に継母は毒饅頭でお吉を害そうとするが、お玉が知らせて助かる。夜討ちも小豆の袋を身代わりにして逃れた。継母は急病になり、十九の娘の生肝を飲めば治ると言われてお吉を奥山へ送るが、人夫の前に白犬が走り来て倒れ死に、その生肝が代わりとなってお吉は助かる。山中の老婆から姥皮を貰って姿を変え、寺の門前に立っていたところをお玉に連れ帰られ、毎夜語るうちに正体が知れた。継母に斬りかかられて姉妹は逃げ、江戸から帰る父の駕籠に行き会って家に帰った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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