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禊を重ねて神懸りするようになった男

所在地兵庫県三田市大原
年代現代
登場小東平二、田中竹三郎、小東を導いた神官
出典兵庫県民俗調査報告8――伝説

どんな伝承か

大原の小東平二は、幼少の頃から同地の神官田中竹三郎の薫陶を受け、一四歳の頃より時々神懸りするようになった。一六歳の時に父親が大病を患ったので、禊をして平癒を祈願したところ、医師が不思議に思うほど病気が好転して退院し、その後二年余りも存命したので、いよいよ信仰を固くした。以来毎年寒中は毎夜大川に入って禊をし、大祓の祝詞を三巻唱えるのを例とし、時には権現さんの来訪を受け、あるいは異形・異相の神に遭遇し、天狗倒しに遭って折り重なる木や枝に押えられては這い出し、何物かに横抱えにされて空高く昇って落とされるなどの試練を受けて、今では多くの神々を神降し・神がかりできるという。

原典より

小東氏は、幼少の頃から同地の神官田中竹三郎(元湊川・長田・大宰府等に歴任し、皇太神宮の次席にまで昇進し、退職後帰郷)の薫陶を受け、14才の頃より時々神懸りするようになり、…—— 兵庫県民俗調査報告8――伝説(兵庫県(編)・兵庫県民俗調査報告) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

兵庫県民俗調査報告8――伝説(兵庫県(編)・兵庫県民俗調査報告)

『兵庫県民俗調査報告8――伝説』は、兵庫県の民俗調査報告の一冊のうち、第10章「口頭伝承」を収めたものである。三田市の乙原・小野・尼寺・青野・末の各地区を対象に、集落の発祥や神社、廃寺、城跡にまつわる伝説、天狗に導かれたという松住大権現、狐狸の怪、狼の話などを、聞き書きと『門野氏郷土物語』などの郷土の記録から記す。伝説のあとに昔話とわらべ歌を続け、わらべ歌は地元の中学校生徒会の協力で集めた尻とり歌や羽根つき歌を載せる。

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