泥団子を供えていぼを取る地蔵
どんな伝承か
いぼを取ってくれる神仏として、高尾の氷川様から荒井橋へ向かう道の途中にある、万人講中の地蔵様が知られる。泥の団子を供えて願を掛け、いぼが治ったら白い米の団子を供えたという。深井の薬師堂の入口を入ってすぐ左には、いぼじぞう様があり、地蔵の頭をなでながら、いぼを取ってくださいと頼んだ。そのほか宮内の吉沢家の観音様、下石戸下台原のいぼ神様、下石戸下の大蔵寺入口の石地蔵なども、いぼに効くとされた。
原典より
泥団子をあげ願をかけ、治ったら白い(米の)団子をあげた。—— 北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史)
『北本市史 第6巻(民俗編)――伝説』は、北本市の市史民俗編のうち、第十一章「伝説・世間話・昔話・諺」の冒頭部分である。章の「はじめに」で四者の性格を説いたのち、第一節「伝説」に蒲桜・龍灯杉・一夜堤や多くの塚の伝承、送りオオカミ・河童・禁忌動物、おたきあげ・十日夜の由来など四十二項目を収める。多くの項目は見出しに石戸宿・高尾などの伝承地を添え、話者名や「埼玉県伝説集成」などの出典を▽で示す。(197字)