いぼとりの地蔵と不動
どんな伝承か
千葉市市場町の胤重寺門前にある地蔵は、供えられた塩でいぼをなでると取れるといわれ、塩地蔵の俗称で古くから信仰されてきた。谷当町真照寺の爪彫地蔵は弘法大師が彫ったと伝えられ、同じくいぼ取りに霊験があるとされる。高根町西光寺の不動尊は「いぼとり不動」と呼ばれ、持っている剣でいぼをなでると取れるといい、願いがかなうと大豆を供える風習があるという。
原典より
市場町の胤重寺門前にある地蔵様に供えられている塩でいぼをなぜると、いぼがとれるといわれ古くから信仰されている。—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千葉市の伝説(平野馨)
『千葉市の伝説』は、平野馨が千葉市内に伝わる伝説をまとめた文章である。日本武尊と弟橘媛、行基、千葉氏の祖と天女、源頼朝、徳川家康・家光にまつわる話を中心に、神社仏閣・塚・泉・池・橋・地名の由来や、千葉笑い・雨降かっこなどの行事の起こりを集める。五十余りの短い項を古代から近世へおおむね時代の順に並べ、見出しに町名を添え、ところどころに別伝や発掘調査の結果を書き添える。