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わら人形で天狗を討った猟師ガバ

所在地長野県佐久市田口清川(トヤ穴)
年代昔
登場猟師のガバ
出典南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話

どんな伝承か

田口の清川から山へ四、五キロほど入ったトヤ穴に、ガバと呼ばれる猟師が住んでいた。天狗がたびたび現れて猟の邪魔をし、穴まで来てはガバをからかうので、幾度も鉄砲を向けたがどうしても当たらない。そこでガバは藁人形をこしらえて穴のそばに立て、身を隠して待った。やがて天狗は人形をガバと見誤り、からかいに近づいて頭をつかむ。その隙にガバは撃ち、天狗を仕留めたという。ガバの石碑は、今も穴の前に立っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話(南佐久郡(編)・南佐久郡誌)

『南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話』は、長野県南佐久郡の郡誌民俗編から、第十三章「伝説と歌謡」の昔話・伝説・世間話の部分を収めたものである。郡内に伝わる鳥呑み爺や古屋のもりなど十一話の昔話、離山・白駒の池・おかんばあさんなどの伝説、光り物・あずきとぎ・天狗・かっぱ・狐火・家つき童子などの世間話を集める。伝説の後半には藤沢衛彦編『日本伝説叢書・信濃の巻』から佐久に関わる話を原文のまま引き、世間話は話題ごとに体験談を並べる。

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