流行病に舟形を供えたマメイリバアサン
どんな伝承か
はやり病が出ると、人々は島寺にあるマメイリバアサンの石仏に供え物をした。薬で作った舟の形のものに、細い竹の管に短冊形の紙を付けて挿したものを供え、病を除けたという。魔物や病から身を守るための手立ての一つとして伝えられている。
原典より
流行病がでると島寺にあるマメイリバアサンの石仏に、薬で作った舟形のものに、クダ竹に短冊型の紙をつけて挿したものを供えた。—— 坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌)
『坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説』は、長野県坂城町の町誌上巻(自然編・民俗編)から、民俗編の数章を抜き出したものである。祟る所や神罰、ヒトダマ・狐火などの怪異、魔除け、植物の禁忌といった俗信を地区ごとの事例として番号を付けて並べ、続いて甘利さま、天田長者とほうず池、苅屋原の七不思議、貉和尚、夜泣き石など三十余りの伝説を収める。伝説の章は調査員の調査をもとに、以前の調査記録も二、三篇併せて載せる。