老猿が主人公のやかん太郎伝説
どんな伝承か
庄内町にはやかん太郎の伝説が伝わり、その主人公は年老いた猿だという。山にすむ人に近い怪として、津江山に住むという毛深い大男の山操や、宇佐市の鬼落山で神官に化けて人を襲った大猿の話と並べて語られている。
原典より
天保三年(一八三二)に日田の森春樹が書いた「蓬生談」に、津江山の山操は大男で体毛があったと記すが、庄内町のやかん太郎の伝説では、主人公は老猿である。—— 大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの(大分県(編)・大分県史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの(大分県(編)・大分県史)
『大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの』は、大分県の県史の民俗篇のうち、講の項の末尾と俗信の章を収めたものである。俗信の諸相、兆・占・禁・呪、天狗・鬼・山童・河童・ウブメ・塗り壁・狐狸・火の玉などの妖怪と霊異、犬神やトウベ(蛇神)、死霊風などの憑きものを、国東・日田・臼杵など県内の伝承と既刊の研究をもとに述べる。山の怪・水の怪・路傍の怪などに分けて事例を並べ、節ごとに注を付し、写真の説明文を挟む。