棘の薔薇に座した赤ばら勘兵衛
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どんな伝承か
今から四百年ほど前、氷上山の麓にある高畠という土地をめぐって、大船渡と米崎との間に境界争いが起こった。当時、米崎に勘兵衛という義侠心の強い実力者がおり、大船渡側の代表者や仙台から派遣された立会いの役人を相手に連日談判した。その勢いと筋の通った話しぶりに、相手はいつも圧倒されていたという。あるときは米崎側の主張を通すため、真赤に咲いた薔薇の上に尻をまくって座り、無数の棘に血をしたたらせながら論判を続けた。この勢いに押され、大船渡側はとうとうこの地一帯を譲らざるを得なくなった。米崎ではこれを赤ばら勘兵衛の偉業として讃え、勘兵衛を神として祭り、小さな祠を建立したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大船渡市史 第4巻(民俗編)――伝説(大船渡市(編)・大船渡市史・自治体史(民俗))
『大船渡市史 第4巻(民俗編)』一節所収の伝説。岩手県大船渡市の木石・山・坂洞穴塚・水部・長者旧家・社寺・地名の伝説を採録する。
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陸前高田市の伝承
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