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館の家の地蔵の童子手伝い

所在地岩手県陸前高田市広田町長茂館
年代不明
登場鈴木家の主人、鈴木万右衛門、及川与惣治、館の家の当主、報告した郷土史家
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

気仙郡広田村字長茂館の鈴木万右衛門の家を館の家という。この家には地蔵とオシラサマがあり、オシラサマは七体である。当主の鈴木は語る。もと私の家は同郡の小友村に八千刈ほどの田があり、別家も二軒あって常にそこへ通って耕作していた。ある時、夕方まで田植をしていると、どこからともなく小さな童子が来て、いろいろと手伝ってくれた。ようやく仕舞えて家に帰ることができたが、後でその子供を探しても行方が分からなかった。翌朝、家の主人が供飯を上げに行くと、地蔵の足が泥だらけになっていた。そこで昨夕の童子はこれだと分かったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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地蔵童子田植オシラサマ

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