館の家の地蔵の童子手伝い
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どんな伝承か
気仙郡広田村字長茂館の鈴木万右衛門の家を館の家という。この家には地蔵とオシラサマがあり、オシラサマは七体である。当主の鈴木は語る。もと私の家は同郡の小友村に八千刈ほどの田があり、別家も二軒あって常にそこへ通って耕作していた。ある時、夕方まで田植をしていると、どこからともなく小さな童子が来て、いろいろと手伝ってくれた。ようやく仕舞えて家に帰ることができたが、後でその子供を探しても行方が分からなかった。翌朝、家の主人が供飯を上げに行くと、地蔵の足が泥だらけになっていた。そこで昨夕の童子はこれだと分かったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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陸前高田市の伝承
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