盗人の足を止めた阿弥陀の掛軸
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どんな伝承か
大船渡町の新沼茂雄氏宅に言い伝えられている、あみださまの掛軸の話である。この家では昔から朝夕欠かすことなく掛軸を礼拝しており、家が火事にあったときも掛軸だけは無事で、家の後ろにある椿の木の枝にかかっていたという。その後は仏壇に安置していたが、家人の眼を盗んでこれを持ち出した乞食があった。大騒ぎになって方々を探すうち、永井沢を通った人が、道の傍らで歩くことができずもがき苦しむ乞食を見かけた。行ってみると思ったとおりで、盗んでいないと言い張るので体を調べると、懐から巻いた掛軸が出てきた。掛軸が家人の手に渡るやいなや、乞食の足は立ち、逃げ去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大船渡市史 第4巻(民俗編)――伝説(大船渡市(編)・大船渡市史・自治体史(民俗))
『大船渡市史 第4巻(民俗編)』一節所収の伝説。岩手県大船渡市の木石・山・坂洞穴塚・水部・長者旧家・社寺・地名の伝説を採録する。
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大船渡市の伝承
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