七度水を浴びて葉を流すネブタ流し
どんな伝承か
湯本では旧暦七月七日にネブタ流しが行われた。その日の早朝、子供たちはまず七度水を浴び、七度飯を食べる。それから豆の葉と小豆の葉を家族の年の数だけ摘み、「豆っば流れろ」「小豆っば流れろ」と唱えながら川へ流したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史)
『天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術』は、岩瀬郡天栄村が編んだ村史のうち民俗を扱う巻である。第八章「信仰伝承」では、旧村ごとの鎮守と鎮守以外の神々、寺院・仏堂・修験、家や生業の神々、道切りなどの呪術と禁忌、口寄せをするワカドノ、キツネツキ、オシンメイサマ、小豆洗いなどの妖怪、講を扱う。『白河風土記』や明治十一年の神社明細帳の記載と土地での聞き書きを照らし、近世から近代への移り変わりを記す。