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宮を拒んだ野天の不動明王

所在地宮城県白石市下戸沢(三丈滝)
年代伝承
登場信者
出典宮城県白石市下戸沢民俗調査報告書――伝説・怪異

どんな伝承か

三丈滝のところに、小屋もなく野天のまま不動明王が建っている。この不動さんは霊験あらたかで、若い女やいろいろな姿になって信者を試すという。ある者が不動さんの前で弁当を食べたとき、きちんと座らずあぐらで食べたところ、崖を一足飛びに落とされた。それでも重箱の御飯は全くこぼれず、下にいた者が笑って見ていた。神さんが出先から帰ってきて相撲で投げ飛ばしたのだろうという。また、ある電気屋が宮をつくろうと寄付を集めて病気になり、巫女に聞いてもらうと、不動さんが現れて「俺は昔から雨ざらしだから大きなお世話だ」と言った。その電気屋は死に、今も宮はつくらないという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮城県白石市下戸沢民俗調査報告書――伝説・怪異

『宮城県白石市下戸沢民俗調査報告書――伝説・怪異』は、宮城県白石市の下戸沢地区で行われた民俗調査の報告書である。年の暮れの行事の記述に続いて、白石川の淵や山の地名の由来、蛇骨沢や鎌倉岩、三丈滝の不動明王、万蔵稲荷、鬼婆、ガマ仙人、狐に化かされた話などを収める。口承文芸は昔話・伝説・世間話の三つに分け、一話ごとに題を立てて土地の人の語りを短くまとめ、行事の項には注を付す。

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