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汽車に轢かれた油なめ狐

所在地福島県双葉郡富岡町小浜
年代伝承
登場会吉、三木武人、狐、伝承者
出典富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

むかし、富岡には人を馬鹿にする狐が三匹いた。東から会沢の会吉、大原の大吉、むぐら畑の金平六で、会沢は今の小浜、大原は今の王塚、むぐら畑は今の前川原にあたる。この三匹が集まればどんなことでもやってのけたと伝える。大吉と金平六はのちに稲荷様の使いになったが、会吉は汽車を馬鹿にして、二度目にひかれて死んでしまった。明治三十一年に常磐線が全通したころの機関車の油は菜種油で、それは狐の大好物であった。会吉は化物列車に化けて機関車を止め、その油をなめたのだという。

原典より

むかし、富岡には、人を馬鹿にした狐が三匹おった。—— 富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説(富岡町(編)・富岡町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説(富岡町(編)・富岡町史)

『富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説』は、福島県富岡町の町史のうち考古・民俗を扱う巻で、ここにはその第九章「昔話と伝説」が収められている。昔話の節は昭和五十八年五月の福島県教育委員会による文化財基礎調査のまとめに町の既刊の話集から数編を加えたもので、麓山の白蛇や、大原の大吉・金平六など名のある狐の話が目立つ。伝説の節には朝賀城哀話、仏浜、戊辰戦争、鉱山、北風薬師などを収め、各話に伝承者の地区と名を添える。

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会沢の会吉化物列車菜種油稲荷の使い

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