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三つの橋を渡らせるお七夜の橋渡し

所在地栃木県佐野市田沼町
年代現代の産育儀礼
登場生後七日の新生児と家族
出典暮しの中の妖怪たち

どんな伝承か

産育儀式の一つに「橋渡し」があり、全国各地にみられる。生後七日目の七日祝(お七夜)に新生児の初外出が行なわれ、このとき初めて橋のところへ抱いていって橋を渡らせる。栃木県安蘇郡田沼町では三つの橋を渡り、その際に白米を持参して、渡った橋の左右にまくのである。新生児の霊魂は他界から現世へ赴いたばかりできわめて不安定で、いつ他界へ戻りかねないという不安があった。三つの橋を渡らせるのは確実に霊魂を現世へ確保するためであり、白米をまくのは稲霊の呪力に頼ったものである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・1986年(昭和61年))

『暮しの中の妖怪たち』は、岩井宏實が昭和六十一年に著した妖怪の概説書である。鬼・天狗・河童から山姥、産女、雪女、怪火、ザシキワラシ、化け猫、狐狸、幽霊まで、各地の伝承や古典・絵画に見える妖怪を一つずつ取り上げ、その姿と仕業を説く。第I章で個々の妖怪を紹介し、第II章で妖怪の性格、出現の空間と時、正体を論じ、巻末に著者が資料とした妖怪の本の一覧とあとがきを置く。

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霊魂白米境界

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