伊予松山七不思議の太鼓と銃声
どんな伝承か
伊予松山の七不思議の一つに、市中でどこからともなく太鼓の音が聞こえてくるという怪音がある。また市内の林の中では、何の前触れもなく突然銃声のような音が聞こえてくることがあるとされ、いずれもどこから聞こえてくるのか、誰の仕業なのかも全く分からないまま、原因不明の怪異として今日まで言い伝えられている。
原典より
伊予松山の七不思議の一として伝えられているものに、市中に偶然太鼓の音が聞こえてくる現象がある。—— 井上円了 妖怪学講義(井上円了 著・平野威馬雄 編) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
井上円了 妖怪学講義(井上円了 著・平野威馬雄 編)
『井上円了 妖怪学講義』は、明治期に哲学館で講じられた井上円了の『妖怪学講義』から要所を選び、平野威馬雄が現代の文章に改めて編んだ抄録である。狐憑きや化物屋敷、怪火、幽霊、コックリなどを題材に、円了が古書から抜き出した記事、各地から寄せられた報告、円了自身の現地での調べを収める。原著の八部門のうち理学・心理学・宗教学・雑の四部門を章に立て、序で研究の経緯と分類を、結びで編者の見方を述べる。