竿灯と同じ型の宇原八幡宮のヒヤマ
どんな伝承か
秋田市の「竿灯」のように高い竹竿へ横の段を組んで多数の提灯をつるす火祭りは秋田だけの発案ではなく、遠く離れた福岡県企救郡苅田の宇原八幡宮にも九月五日から十三日にかけて行われる同型の行事「ヒヤマ」があるという。ただしこちらは屋台の上に立てた提灯を二本棒でかつぐ形式で行われている。
原典より
これが秋田だけの思いつきでなかったことは、遠くはなれた福岡県企救郡苅田の宇原八幡宮に、ヒヤマ(九月五日より一三日)という同型のものがあるのでもわかる。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)
『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。