平戸から江都への船上で人魚を見る
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どんな伝承か
延享の始め、著者の伯父伯母二君が、平戸から江戸へ赴かれた折のこと。船を立てて海を渡るとき天気は晴朗で、従者たちが船端に寄って眺めていると、船のともの方十余間の海中に何かが現れた。全く人体で、腹から下は見えなかったが、女の容貌をして、色は青白く、髪は薄赤色で長かった。人々が怪しんで騒ぐと、それは船をのぞんで微笑し、海に身を浸した。すると魚身が現れ、浸すと魚尾が出たので、この時はじめて人魚であろうと言い合ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
動物妖怪譚(日野巌・日野巌・動物妖怪譚・大正・昭和初期)
博物学者・日野巌の古典的妖怪研究『動物妖怪譚』の前半(總論〜多爾具久)。
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平戸市の伝承
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