使者四方平蔵に授けた天眼通
どんな伝承か
最初の対面から一年ほどたって、王仁三郎はナオにもう一度会いたいと手紙を書き、ほどなくナオの熱心な信者四方平蔵が迎えに来た。王仁三郎は透視で平蔵の家の様子を細かく言い当てたが、平蔵はかえって気味悪がり、狐使いではないかと疑った。そこで王仁三郎は、これは天眼通だと言って平蔵に目を閉じさせ、鎮魂を施した。平蔵は体が熱くなり、組んだ手が震え、まぶたの裏が明るんで、藁葺きの小さな家と汚い小屋、澄んだ水の湧く池、道端の小川が見えてきた。それが王仁三郎の家だと告げられ、平蔵は感服して彼を綾部へ案内した。
原典より
そんなばかなことはあるまいと思った平蔵だが、なにやらだんだんからだが熱くなって、組んだ両手がピクピク震えてくる。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。