天から降った男
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どんな伝承か
文化七年(一八一〇年)七月三十日の夜のことである。銭湯がえりの町内の若ものが、手拭を肩にかけて鼻唄をうたいながら、浅草南馬道の竹門のあたりを通りかかった。その眼の前へ、突然、二十五、六歳の裸の男がふってきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河童・天狗・妖怪――民俗随筆(武田静澄・武田静澄・民俗随筆・昭和)
武田静澄『河童・天狗・妖怪―民俗随筆』。全国の妖怪伝承を天狗・河童・ざしき童子・妖怪心理の四部で随筆風に集成する。天狗篇では天狗の団扇・誕生、祈禱くらべ、天狗に憑かれた女、幻術つかい、神かくし、天狗にさらわれた人々(お庭番のゆくえ・天から降った男・ふたり夫・天狗六兵衛・おかんの末路)、神かくしにあう心理、ぐひん餅と山荒れ、天狗の相撲場などを収める。
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