丁銀谷の由来
どんな伝承か
池の金山のうち、もっとも近い金山を丁銀谷と呼ぶ。ここで掘られた銀が毎日丁銀一枚ずつ出たことから、その名がついたという。丁銀は一枚四十三匁の銀貨で、江戸時代に用いられた銀貨の一種である。また丁銀谷の奥にある谷は金山谷と呼ばれ、主にこの山が掘られたともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史)
『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』は、白山麓の河内村の村史の民俗編から、民話・伝説と故事を記した節を収めたものである。白山の千蛇ヶ池や富士山との背くらべ、高ボウケの大蛇、猿仏の名号、おひなの荒、天狗、菊酒、池の金山の伝説など、村と周辺に伝わる話を、白山関係の古文書や郡誌を引きながら記す。第三節「民話 伝説」、第四節「故事 伝説」、第五節「伝説」に分け、話ごとに題を立てて由来や現地のようすを添えている。