厄除け・季節の食養生の呪術
どんな伝承か
朝、神仏に供えた物を食べさせるとその日の難を逃れるという。冬至に南瓜を食べると中風にかからず、流行病にもかからない。土用の丑の日には鰻を食べ、夏土用の丑に鰻を食べれば年中病気がつかず、夏負けもしないと語られた。四日正月のどんどん祭で団子を焼いて食べると虫歯が病まず、抜けた歯は雀の歯といって屋根の上に投げる。朝夕神仏に頭を下げる習慣をつけると難事を逃れ、四十一歳の厄入り、四十二歳の厄晴れを行うと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。