白鷹の十六冬至と冬至の神
どんな伝承か
冬至は太陽がもっとも南下する日で、新暦では十二月二十二日頃、旧暦では十一月の下弦の月が出る二十三日頃に当たることが多い。もっとも白鷹町周辺では十六冬至といって、冬至は一日限りのものではなく十六日間続くと考えられていたという。日本全体を見れば、冬至の神は犬が嫌いなため戌の日が来ると立ち去ると伝えるところがあり、大食漢のこの神が立ち去らないと飢饉になるという土地さえある。置賜地方でも冬至には南瓜を食べ、風邪をひかない、中風にならない、吹雪にあわないといわれた。三軒の家からもらって食べると丈夫になるともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活・民俗調査)
『置賜の庶民生活2(民間信仰)』所収の禁忌・卜占・予兆・生活の中の神々・死霊。山形県置賜地方に伝わる民間信仰を採録する。