肩切地蔵に似た深山の肩切石
どんな伝承か
白鷹町鮎貝の観音堂の下にある大きな石地蔵は、人の形をしているところから、いつの間にか「肩切地蔵」と呼ばれるようになった。夜道で武士に妖怪と思われて斬りつけられ、肩から脇腹にかけて袈裟懸けの刀傷がついたという伝説をもつ石である。これと形の似ている石が、鮎貝と隣接する深山にもある。地元の人はこれを「肩切石」と呼んでいる。この地蔵のような形態の石は他にもよく見られ、たいてい何らかの伝説をもっているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活・民俗調査)
『置賜の庶民生活2(民間信仰)』所収の禁忌・卜占・予兆・生活の中の神々・死霊。山形県置賜地方に伝わる民間信仰を採録する。