さんまいで嫁に化けるたぬき
どんな伝承か
同じ「八妖怪」の項に、馬目・駒ヶ江の二集落から採られた一条として、さんまいでたぬきが嫁さんに化けて出ると記される。原典はこの一行だけで、いつ誰が遭ったのかは書かれていない。同じ項には高須村の円心寺で、夜十一時ごろにたぬきのつるべおどしがあったという条も並んでおり、きつねに続いてたぬきの話が二条置かれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。