金のなる木
どんな伝承か
屁の多い嫁が里へ帰されることになり、送る道中に柿がたくさんなった高い木があった。竿が届かず取れずにいると、嫁が尻をまくって屁を放ち、柿をみな落とした。分け前を惜しんだ姑は嫁をそのまま里へ帰したが、その柿は臭くて食べられなかった。やがて生まれた子が母の仇を討つといい、柿の種を金のなる木と偽って、屁をひったことのない人が植えれば金になると言い、欲の深い婆に売りつけた。植えると柿がなり、昔から屁のない人はいないという話になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。