穢れを拒む鳴山の山鬼
どんな伝承か
新編会津風土記巻之三十九の田島村鳴山の条下には、穢れある者がこの山にはいれば必ず山鬼の祟りがあって、登る人を投げつけるとか、風雨でもって吹き返すとかするとある。鳴山とは愛宕山のことで、この山は昔、烏が多くいたところから鳴山と称され、長沼氏の築いた城も鳴山城と呼ばれた。山は聖なる領域であり、穢れを持ち込むことがはばかられていたことを、この記事は伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説(田島町(編)・田島町史・自治体史(民俗))
『田島町史 第4巻(民俗篇)』第二節所収の伝説。福島県田島町(南会津)に伝わる自然・歴史・神仏・池淵・幽霊・妖怪の伝説を採録する。