小池から現れた田出宇賀神社の御神体
どんな伝承か
田出宇賀神社の参道の中ほどから東へ百メートルばかりそれた所に、田島柳または一本柳と称する柳の木が立っている。その根元には小さな池があり、まわりを田んぼに囲まれている。この小池から御神体が出現されたので、田出宇賀神社の名がついたのだという。なお田島という地名についても別伝があり、田島柳の近くにある田出宇賀神社の社殿の周囲がみな田んぼであったところから、田の中の島という意味で社地を田島と呼んだのが起こりだとも伝えられている。
原典より
田出宇賀神社参道の中ほどから東に百メートルばかりそれた所に田島柳または一本柳と称する柳の木が立っており、根元に小池があって田んぼに囲まれている。—— 田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説(田島町(編)・田島町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説(田島町(編)・田島町史)
『田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説』は、会津の田島町の町史のうち民俗を扱う巻の、伝説を論じた節である。針生・糸沢・金井沢・折橋などに伝わる岩魚の棲まない沢、ダイタンボウの足跡、弘法清水、竜燈、天狗隠し、河童駒引き、アズキトギなどの伝説を、土地の言葉を交えた語りで載せる。自然伝説・歴史伝説・信仰伝説に分けて動物・地形・地名・人物・幽霊・妖怪変化などの項を立て、各話のあとに伝説の型や会津の類例を論じる。