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斎宮辺で白狐を射て流された仲季

所在地三重県多気郡明和町大字斎宮
年代伝承(口承)
登場藤原仲季、斎宮のあたりで白狐を射殺し土佐へ流された人
出典日本の憑きもの――俗信は今も生きている

どんな伝承か

著者は、伊勢の斎宮で狐が守護神として祀られていた痕跡の一つとして、『百錬抄』延久四年十二月七日の条を挙げている。そこには、藤原仲季が土佐の国へ流された記事があり、流された理由は、斎宮のあたりで白専女、すなわち白い狐を射殺したためだと記されているという。著者は、同じような罪で流された者がほかにもいることとあわせ、当時の斎宮では白狐が守護神として祀られていたと考えなければ解釈のつかない記事だとしている。

原典より

たとえば『百錬抄』延久四年十二月七日の条に、藤原仲季を土佐の国に配流した、それは、「於 斎宮辺 依」射殺白専女也」とある。—— 日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・1959年(昭和34年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・1959年(昭和34年))

『日本の憑きもの――俗信は今も生きている』は、石塚尊俊が昭和三十四年に著した研究書である。狐・犬神・蛇などの動物霊が人に憑くという俗信と、それを操るとされる家筋について、全国の伝承と近世以来の文書を集めて論じる。出雲・隠岐・豊後・土佐では筋の家の割合や縁組の偏りを調べ、憑きもの落としの行法や家の神とのつながりまでを七章で追っている。

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