トップ > 神奈川県の伝承 > 秦野市

河童に相撲を挑まれ川へ落ちた叔父

所在地神奈川県秦野市今泉
年代大正十年ごろ
登場語り手の八十二歳の女性と叔父
出典秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪

どんな伝承か

親戚へ用足しに行った帰り、橋の上でおじさんが「よせよ、よせよ」と言っているのが見えた。何を言っているのかと思って危ないなと見ているうちに、おじさんは川に落ちてしまった。急いで川から引きずり上げて訳を聞くと、河童が出てきて「相撲取んべえ、相撲取んべえ」と言うので、いやだいやだと断っているうちに、とうとう押し出されてしまったのだという。おじさんには河童が見えていたらしいが、語り手には見えなかった。気持ちのせいではないかという。戦争の前も前、大正十年ごろの話で、語り手は当時一七、八だったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)

『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。

種別から探す

河童相撲橋怪異水難

秦野市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』の伝承