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たばこ密売を「密(ミツ)をやったろう」と問い詰められた男が

所在地神奈川県秦野市峠
年代
登場毒消し売りの男と調査員、お光、毒消し売りの男の妻
出典秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪

どんな伝承か

寄というところに、妻に百姓をやらせ、自分は毒消しの売薬を売って歩いていた男がいた。なかなか弁が立ち、背の高いハンサムな老人だったという。まだ若いころ、毒消しを売り歩きながら、たばこの密売をやっていた。あるとき調査員が来て家の中を調べるという。何も調べられることはないと言うと、「ないことはない、お前、密をやったろう」と言われた。密売のことを密と言ったのだが、男は「いや、私はやりました」と答える。なぜやったと聞かれ、「自分のかかあだから、やらずにはいられねえ」と言う。妻の名はお光といった。とうとう笑い話にしてごまかし、茶を出して監事を追い払ってしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史・自治体史(民俗))

『秦野市史 別巻 民俗編』所収の妖怪・伝説(一〇〇話を七分類で収載)。神奈川県秦野市に伝わる口承を採録する。

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