生暖かい風がまとわりつく田んぼ道
どんな伝承か
江戸崎から龍ヶ崎へ行く道の、八代の前の田んぼの道には、なまあたたかい風の吹く場所がある。そこだけ気圧が違うのか、歩いていくと急に気味が悪くなり、顔にまつわりつくようなあたたかい空気に包まれるところがあるという。その場所で狐に化かされたという人もいた。八代には、これと似て通ると急に寒気がする場所がほかにもあると語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
竜ケ崎市史民俗調査報告書1(馴柴・八原地区)――伝説・怪異(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)
『竜ケ崎市史民俗調査報告書1(馴柴・八原地区)――伝説・怪異』は、竜ケ崎市史の民俗調査報告書の第一集のうち、口承文芸の章である。馴柴・八原の両地区で聞き書きした話を収め、子育て幽霊や茗荷女房などの昔話と笑話に「大成」の話型名を添え、馴馬のジンシチの怪力譚、天狗、狐の提灯、蛇沼の主、デーデー坊の巨人伝説などを記す。地区ごとに昔話と伝説・世間話に分け、伝説・世間話は馴馬・若柴・八代・貝原塚など舞台の土地ごとにまとめ、伝える地名を添える。