白夫平の白夫の霊
どんな伝承か
田沢の白夫平は、むかし金が掘り出されて栄えたところだという。白夫とは鉱山の鉱夫のことで、地下にもぐって働くために顔が蒼ざめていたからそう呼ばれた。この白夫平の堰普請には、必ずと言ってよいほど雨が降るという。入道つぶれをかき廻すので雨が降るのだといい、入道つぶれという鉱山もあったが、鉱口がつぶれて白夫が鉱奥に閉じ込められ、その霊が堰をかき廻されるのを怒って雨を降らせるのだとも伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
米沢市史 民俗編――伝説(米沢市(編)・米沢市史・自治体史(民俗))
『米沢市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説。山形県米沢市に伝わる鳥獣草木・山川湖沼・地蔵社寺の伝説を採録する。