甲は屋根の上と鳥が告げるガニの話
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
脇野沢で語られる「ガニの話」は、話型でいう「蟹の甲」にあたる。爺がとても可愛がっていた蟹を、これに嫉妬した婆が、爺の留守中に食べてしまう。帰ってきて蟹を探す爺に、鳥が「甲は屋根の上、食った、ガウラン、ガウラン」と鳴いて教える。爺は婆に仕返しをする、という筋である。この昔話は中国地方以西と東北地方に多く伝えられているが、東北の太平洋側にはほとんど見られず、日本海側の富山、新潟、山形、秋田に集中している。脇野沢にもあることは、この村が文化交流の面で裏日本との結びつきをもっていたことを示している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史・自治体史(民俗))
『脇野沢村史 民俗編』第七章・口承文芸所収の伝説と世間話。青森県下北半島・脇野沢村の口承を採録する。脇野沢を七地域に分けて語る地名起源伝説、子供を脅す妖怪モコ・ジョジョ、海に現れる亡者船、そして数多く語られるキツネ伝承を中心とする。
種別から探す
むつ市の伝承
広告枠(AdSense)