矛形の巨石が立つ石神
どんな伝承か
大字北鹿又の字石神の岡の上に、矛の形をした巨石が立っている。地上の高さは三メートル余り、地面での幅は一・五メートル余り、厚さは八〇センチメートル余りで、地下にも地上と同じほどの長さが埋まっているらしいと伝えられる。いつの時代に何のために立てられたものか知る者はない。この石神があるので石神という地名が生まれたといわれ、あたりは民家が四戸あるほかは畑地である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史)
『船引町史 民俗編――昔話と伝説』は、船引町が編んだ町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。昭和五十三年春から町内を回って集めた昔話を話者の名を添えて土地の言葉のまま載せ、坂上田村麻呂や安倍貞任にまつわる地名・社寺の由来など町内の伝説を併せて記す。第一節では語り収めの句、葉煙草ののし作業を語りの座とした伝承の環境、語り手の系譜を論じ、第二節では伝説を自然・歴史・宗教の三つに分けて紹介する。