トップ > 福島県の伝承 > 田村市

竜子の名を負う竜子山の由来

所在地福島県田村市船引町横道伊母礼沢(竜子山)
年代不明
登場伊母礼、娘の竜子、狩人の若者
出典船引町史 民俗編――昔話と伝説

どんな伝承か

大字横道の伊母礼沢という所に伊母礼という人が住んでいた。その娘を竜子といい、狩人をしている若者と平和に暮らしていた。ある日、若者がいつものように弓矢を持って狩に出たが、午後になって空がにわかにかき曇り、雨は四日間も降り続いた。竜子は帰らぬ若者を探しに出て三ヶ月も山中をさまよったが、ついに見つけられず、山の中腹に宇賀御魂神社を建て、その社が完成した日に力尽きて息絶えたという。以後、その社を祀った山を竜子山と呼ぶようになった。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史)

『船引町史 民俗編――昔話と伝説』は、船引町が編んだ町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。昭和五十三年春から町内を回って集めた昔話を話者の名を添えて土地の言葉のまま載せ、坂上田村麻呂や安倍貞任にまつわる地名・社寺の由来など町内の伝説を併せて記す。第一節では語り収めの句、葉煙草ののし作業を語りの座とした伝承の環境、語り手の系譜を論じ、第二節では伝説を自然・歴史・宗教の三つに分けて紹介する。

種別から探す

歴史伝説山の由来狩人神社

田村市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『船引町史 民俗編――昔話と伝説』の伝承