田村宮内大夫が築いた上移城
どんな伝承か
大字上移の字町の北側にある。現在は畑になっているが、『仙道表鑑』によれば天正の頃、田村宮内大夫がここに城を築いて、二本松や四木松などの城と対峙したという。当時の城は竪二十四間、横二十間、根廻り三百間、高さ十四間、上段の廻り四入間、横入間、中段は竪十四間、横十二間であったと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史)
『船引町史 民俗編――昔話と伝説』は、船引町が編んだ町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。昭和五十三年春から町内を回って集めた昔話を話者の名を添えて土地の言葉のまま載せ、坂上田村麻呂や安倍貞任にまつわる地名・社寺の由来など町内の伝説を併せて記す。第一節では語り収めの句、葉煙草ののし作業を語りの座とした伝承の環境、語り手の系譜を論じ、第二節では伝説を自然・歴史・宗教の三つに分けて紹介する。