永禄二年に小舘へ移った小泉藤兵衛
どんな伝承か
田村郡船引町の大字堀越に、小舘と呼ばれる館跡がある。小泉藤兵衛という者が、もとは小泉の館に住んでいたが、永禄二年にこの小舘へ移り住んだと伝えられる。藤兵衛はその後神職となり、明石神社の前へさらに移り住んだという。堀越には鎌場舘・堀越舘・平舘といった戦国期の居館跡が並んでおり、小舘もその一つに数えられている。館主の名と移り住んだ年次だけが語り継がれ、館の規模や廃絶の経緯については伝えられていない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史・自治体史(民俗))
『船引町史 民俗編』第十一章所収の昔話と伝説。福島県船引町(現田村市)に伝わる口承を採録する。