日当たりから名づいた永谷の日輪舘
どんな伝承か
田村郡船引町の大字永谷のほぼ中央に日輪舘の跡がある。本丸・二の丸・三の丸と呼ぶ場所があり、日向きが良いところから日輪館と呼ばれたという。この館には戦国期の田村氏の家臣永谷豊前守頼治と、その子孫が数代にわたって居住したと伝えられる。永谷氏はもと箕輪を本姓と称したが、のちに三輪と改姓し、代々田村氏に仕えていた。しかし天正十八年に田村氏が没落したことによって帰農し、永谷村に居住して繁栄したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史・自治体史(民俗))
『船引町史 民俗編』第十一章所収の昔話と伝説。福島県船引町(現田村市)に伝わる口承を採録する。