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鬼門を避けて柳を植えた柳原

所在地東京都千代田区千代田柳原町(江戸城)
年代江戸時代
登場—
出典日本の俗信 1――迷信の実態

どんな伝承か

江戸城の外濠の堤には松が植えられたが、丑寅すなわち鬼門にあたる方角だけは硬い松を避け、柔らかな柳を植えた。それが柳原町の名の起こりだと語り伝えられてきた。さらに、柳原は城の鬼門にあたるからキモン、つまり着物を商えばよいというので古着市が立ったともいう。著者はどちらも根拠のない付会だとし、柳原に松がないのは高い堤がなく水に合う柳を選んだだけだと退けている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 1――迷信の実態(迷信調査協議会(編)・日本の俗信・1949年(昭和24年))

『日本の俗信 1――迷信の実態』は、迷信調査協議会が編み、昭和二十四年に初版を出した迷信調査の報告書で、昭和五十四年に洞史社が復刻した。文部省が昭和二十一年に企画し、全国の小学校を通じて行った慣習状況調査をもとに、暦・日の吉凶・方角・妖怪・占い・民間療法・農漁業にまつわる迷信を統計と解説で扱う。第一章を古畑正秋・今野圓輔らの分担執筆とし、第二章に昭和二十四年度調査の手引、第三章に各地の言い習わし集、第四章に天文暦法の迷信の解明を置く。

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