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馬の屁で消えた少年姿のお化け

所在地沖縄県石垣市
年代明治〜昭和
登場不明
出典沖縄怪談集 逆立ち幽霊

どんな伝承か

石垣島のある農夫の若者が夜、遠い田圃からの帰りに馬に乗って農道を通ると、道端の畑に青い人魂がころがっていた。若者が小石を投げつけると怪火は分裂してぱちぱち音をたてた。村近くの墓地の付近を通ると墓の中からうめき声がし、「生きた人間にひどい目に遭わされた、早く行って生き魂を抜いてこい」という声が聞こえた。振り返ると芭蕉布のつんつるてんを着た背の低い少年のお化けが馬を追ってくる。死物狂いに馬を走らせても追いつかれ、お化けが馬の尻尾をつかんだとき馬が屁をたれると、お化けは驚いて消えた。お化けの鬼門は人間や馬の放屁と鶏の鳴き声だという。

原典より

やがて若者に接近したお化けが、馬の尻尾をつかんだとき、馬が屁をたれたので、お化けはおどろいて消えてしまった。—— 沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲)

『沖縄怪談集 逆立ち幽霊』は、石垣島で育った詩人の伊波南哲が、新聞や雑誌に書いた話と書きおろしを合わせ、沖縄の怪談を物語風に綴った怪談集である。那覇の辻遊廓や一日橋、首里、石垣島・竹富島などを舞台に、遊女や捨てられた女の幽霊、遺念火、キジムナー、お化け封じの術を描き、戦後のタクシー幽霊の噂や東京で起きた位牌の嫁入りの話も取り上げる。題を付けた二十二話のあとに「怪談断片集」を置き、少年時代を語る「果たして幽霊はいるのか」で結ぶ。

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人魂化け物放屁鬼門芭蕉布投石

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