鼻から白糸を出す女
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どんな伝承か
石垣島に、周囲の反対を押し切って恋愛結婚した仲のよい若夫婦がいた。ある日の野良仕事で妻が「わたしがぽっくり死んだら、あなたはどうなさいますか」と問うと、夫は「おれも死ぬよりほかあるまい」と即座に答えた。ほかの女と再婚されるのが口惜しいのだという。その二、三日後、妻は病に臥し、医者も薬も甲斐なくぱっくり死んでしまった。夫は絶望して泣き叫び、野辺の送りのあとも毎日亡き妻の名を呼びつづけた。この島の風習で四十九日の間、朝と晩の二度、墓に通って花を生け線香をあげ、夫は魂の抜け殻のように通いつづけたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))
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石垣市の伝承
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